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HOME RECORDING DEMO ARCHIVE SERIES  VOL.12 
解説

01 HOLY & BRIGHT (TAKE1)

Holy and bright のデモ。しかし、聞いてびっくり。出だしは同じだが、あとは

微妙に違う。サビのHoly and bright のところだけは最初からほとんどできていた

のがわかる。全体として、本当のHoly and bright より可愛らしいイメージだが、

どこか突き抜けたところがない。この後、細かいところを変えた気持ちがわかる。

 

02 HOLY & BRIGHT (TAKE4)
ほぼ完全に、例のHoly and Brightになっている。さびの裏で歌っているコーラスがGold and silverではなく、Holy and Bright で歌っているのが面白い。

 

03 IS IT YOU (TAKE1)
この頃、77年に作った子供用の英語教育のテープと絵本の新しいシリーズを作ることになった。そのテーマソング用として作った曲。僕はとても気に入っていて、Lyenaのアルバムを作るときに、候補曲に入れたくらいだった。


04 IS IT YOU (TAKE2)

こちらには、リズムボックスが入っていない。この場合は、その方がよかったようだ。無駄な繰り返しをしていないところも良い。

05 GREETING JINGLE (TAKE1)
これは、その子供用の英語教育の新しいシリーズのテープの冒頭で必ず歌われるジングルのような歌だったと思う。このHELLO, HELLO, HOW ARE YOU TODAYの言葉とメロディは今でも覚えていた。

06 A CAT ON A BAT (TAKE1)

実によくできている。最初の出だしがエリック・クラプトンのバンドCreamのヒット曲、“Sunshine of love”に似ているので、やばいかと思ったが、すぐに違ったので、安心した。こういう形でちょっとしたパロディをするのは、アメリカの子供番組でもよくある趣向なので、使ったのだと思う。

 

07 THE TREE (TAKE1)イントロがスコットランド民謡のようですごくかっこいい。曲も可愛らしくていいのだが、どうせなら、あのイントロのハーモニー感覚のままで歌中もコードをつければより、よかったと思った。

08 IT IS HOT (TAKE2)

ピアノが大きくて、歌が聞きづらいが、HOT(熱い)という感じを、面白く表現している歌だ。熱いものを持った時や口に頬張った時に、長い間、その熱いものに触っていられない感じを、ピアノも歌もスタッカットで短く切って表現している。

09 I CAN JUMP (TAKE1)

とにかく、ジングルとして書いている。きっと、本当は一回でよかったと思うが、わざわざ転調してもう一度繰り返している。デモテープなのに、サービスをしているのだろうか。

10 CAN YOU RUN? (TAKE1)

他のものと比べて、少し、長い歌詞だったのに違いない。1曲として成り立つ曲にしてある。哀愁のあるいい曲だが、やり直しをしていないので、声はひっくり返ったままだ。ああ、もったいない。

11 WHERE IS MY BASEBALL? (TAKE1)

ちゃんとアレンジができていて、かわいい曲だ。ジングルっぽいのだが、曲としても、ちゃんと通用するように書いている。

12 腹ペコレックス (TAKE1)

ニルスのふしぎな旅の挿入歌で、登場人物(動物)の歌。ちょっと、セリフっぽく歌っている。かっこいい曲だ。ニルスのふしぎな旅の挿入歌は、ミュージカル用の曲のつもりで書いていたのだと思う。

 

13 わたしは歌う (TAKE1)

音痴の鳥(スイリー)のための歌と言われて書いた曲。きっと、こういう難しい歌だったら、そのまま歌っても音痴に聞こえるだろう、というつもりだったと思う。風邪をひいているのに無理して歌っているので、所々ひっくり返っている。

 

14 わたしは歌う (TAKE3)

前の曲と全く同じだが、声がダブルだ。エンディングはわざとらしく大袈裟にしてある。しかし、本当に声の調子が悪い。聞いていてかわいそうだ。

 

15 WE (TAKE2)

ご存知、ゴダイゴのラジオ番組のために描いたテーマソング。もちろん、ゴダイゴの演奏バージョンもあるはずだ。ラジオ番組のためにわざわざ曲を書いて演奏して録音して、なのに、それをアルバムにも入れないんだから、本当に忙しかったのに、当時のゴダイゴはなんて、もったいないことをしていたのだろう。

 

16 DAZZLED BLIND BY YOU(ANOTHER VERSION TAKE1)

CM song graffiti 2 に入っている曲とは、全く違う曲だ。しかも、もっとハードロックになっていて、途中セリフのようなところまである。かっこいいぞ。今の僕ならきっと、こっちをType Aにして、採用になったお馴染みの方をType Bにして提出したと思う。

 

17 DAZZLED BLIND BY YOU (TAKE1_RHYTHM BOX)

いやいや、やぱり、こっちがかっこいいかも。今選んでも、こっちだけを提出したかもしれない。よくできている。少しだけ違うところがあるけれど、ほぼ、CM通りだ。

18 DAZZLED BLIND BY YOU (TAKE1)

前の録音からリズムボックスを抜いたもの。リズムボックスが少し、ボーカルマイクに漏れている。

HOME RECORDING DEMOジャケット-12.jpg
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