HOME RECORDING DEMO ARCHIVE SERIES VOL.13
解説
01 PORTOPIA (TAKE1)
ほとんど同じだ。ちょっとずつ違うとこがかえって新鮮だ。キーも同じ。
Cパートも大体同じ。ところで、途中でえへん虫が喉に引っかかってゴホンで取る
ところも、今と変わらなくて面白い。しかし、さすがに若さだろうか、軽いゴホン
で、えへん虫が取れてしまっている。今の僕としては、少し、くやしい
02 PORTOPIA (TAKE2)
きっと、さっきのえへん虫が理由で撮り直したのだと思う。ところで、こちらには、追っかけのコーラスが入っている。何故レコーディングにコーラスを入れなかったのだろう。
03 PORTOPIA (TAKE3)_English
声がダブルになるといきなり本物感が出るから不思議だ。おまけに、曲も、ほとんどレコーディングバージョンと同じだ。こちらでは、もう、コーラスを諦めている。それにしても、上手く歌っている。相当曲を固めるのに歌い続けった結果だと思う。
04 PORTOPIA (TAKE3)_Japanese
僕が英語で作った曲の日本語の歌が上手くないのは、曲を作るときに繰り返し歌ってはいないから。録音の時も、その場で日本語を渡されてほとんど初めて歌う形でレコーディングしてきた。
ところで、日本語の歌詞を書いてもらうためには英語のデモテープを渡さなければいけなかったはずなのだが、それが、Take2なのだろうか。
そして、メロディをマイナーチェンジしながら、もらった日本語を歌ったのが、このバージョンということだとしたら、その間、1日しか経っていないのだが、こんなに早く、伊藤アキラさんは日本語を書いてくれたのか。それとも、とっくに日本語の歌詞は受け取っていたのか、謎は深まる。
05 VALENTINES (TAKE4)
子供の英語教育用テープのために書いた曲。VALENTINESというタイトルから、ジャズの名曲「MY FUNNY VALENTINE」を想像したのだと思う。大人っぽい曲に仕上がっている。
06 KATE THE SNAKE (TAKE1)
僕の好きな韻だらけの歌詞だ。KATEとSNAKEがもう韻を踏んでいるが、それにAPPLE CAKEそれから、WHEN SHE WAKES。きっと、語呂がいい方が、子供も英語の歌詞を覚えやすい、ということなのだろう。ということは、韻が好きな僕は子供か?
07 PETER 1 (TAKE1)
これまた、しゃべりで始まるとは、かっこいいアイディアだ。サビのSICK, SICK, SICKというところもいい。ただ、歌がつっかかって、結果的に歌詞が間違っている。英語教育のテープのデモで英語を間違えたら、やばかったと思うのだが。しかし、日付をみて、納得。ガンダーラがヒットしはじめた頃だ。時間がなくて、やり直せなかったのだと思う。
08 PETER 2 (TAKE2)
1と2では歌詞が違っている。普通は、歌詞が違っていたら、続けて歌えばいいようなものだが、この曲は、英語の教育テープ用の曲。歌詞違いはシチュエーションが違うので、混乱を避けるために、Take1とTake2に分けたのだと思う。
09 A DOLLHOUSE (TAKE1)
綺麗な曲だ。同じメロディで5番まで歌って、もう、さびはないのかなと思ったら、短いサビがあって、そして、最後のバース。まるで、ミュージカルの中の1曲のようだ。
10 ALL ABOUT YOU (TAKE1)
面接で自己紹介をしているような歌だ。大体、これは本当に歌詞なのだろうか。ただの会話だと思う。これもミュージカルのワンシーンになってもおかしくない。しかし、あまりにも上手くできたからだと思う。全体を2回繰り返している。ただ、風邪をひいていたのか、高い音が出なかったからか、歌の出だしが低くて、少し暗く聞こえるのが残念だ。
11 MR.SMALL & MRS.TALL (TAKE1)
これ又、ジャズ風だ。かっこいいのだが、すぐ終わってしまうところが教育用っぽい。
12 I AM SHORT (TAKE1)
こちらはシュープリームスのようなモータウン風だ。全曲と同じように、すごく粋なのに、すぐ終わってしまうところが教育用っぽい。今、アニメと組み合わせたら、すごくかっこいいコーナーができるのに、と思う。
13 UP UP (TAKE1)
これは、ドゥワップだ。えらくかっこいい。時間がないところで、大量に曲を作らなければいけなかったので、歌詞から瞬間的にイメージした世界でそのまま曲を書いているんだと思う。ある意味、火事場の馬鹿力だ。
14 I DID IT (TAKE1)
これもいい曲だ。本当なら、この後の展開が聴きたいが、残念ながら、これしか作っていない。
15 MAY I COME IN (TAKE1)
これは、歌詞がMAY I ~だったので、とっさに、MAY I HELP YOUを思い出したのだろうと思う。他の曲を思いつくこともないまま、もう、使われることもないだろうと思っていたそのMAY I HELP YOU の出だしを使っている。このくらい許してくださいね。
16 I LIKE RIDING (TAKE1)
こういう、変な世界も得意なので、急に思いついたのだと思う。
17 FRUIT FRIENDS (TAKE1)今度はカントリー風の曲だ。歌い方まで、わざと声をひっくり返したりしてカントリー風に唄っている。
18 SIGHTS & SOUNDS (ANOTHER VERSION TAKE1)
すんごい、Sights and soundsが発見された。どうも、僕は、こちらで、行く気満々だったらしい。こんな難しい曲を書くなんて、相当、疲れていたのだと思う。まあ、結局、NGになったので、書き直したということらしいが、すごいことだ。
19 SIGHTS & SOUNDS (TAKE1)
しかし、まあ、よくこんなに違う曲を同じ歌詞で書けるもんだと思う。しかも、前の曲を書いてから2日しか経っていない。追っかけのコーラスまで入っている。完全に完成形だ。この気持ちの切り替えはどういうことだろうか。