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HOME RECORDING DEMO ARCHIVE SERIES  VOL.24

ディスクユニオンにて販売されてきた、タケカワユキヒデのデモテープ音源商品化シリーズ。

第9弾につづき、待望の第10弾からはダウンロード版として商品化。本作では1979年以降に録音された素材より、TV番組、CMソング、他アーティストやゴダイゴのレパートリーとして提供された楽曲のデモ音源を中心に紹介しています。

アルバムダウンロード特典
タケカワユキヒデ最新書きおろしによる秘蔵エピソード満載の全曲解説プレゼント!

(PDFデータとしてダウンロードファイルに同梱。解説は販売ページにあるものと同じものとなります。)
※全曲初登場音源/1983年録音作品/一部収録内容やタイトルが変更となる場合があります。

HOME RECORDING DEMO 24 解説

01 ELECTRIC HEART 2

 ウィングス時代のポール・マッカートニーのような雰囲気で始まるかっこいい曲だ。僕は、ビートルズマニアだが、なぜかビートルズっぽい曲を書くのはあまり好まないタイプだった。それなのに、ビートルズを解散してからのソロの曲に関しては、意外とそれっぽい曲を書いている。例えばアルバム「走り去るロマン」の「FRAGMENTS」や、「HAPPINESS」、それからレコードにはなっていないが同じ頃に書いた「GENIUS」などはジョン・レノンになったつもりで書いた曲だし(それほど、似ていない)、だいぶ後にCDになったが1999年のアルバム「WHAT A BEAUTIFUL NAME」に入っている「FOREVER 〜いつまでもI LOVE YOU〜」は言われてみればジョージ・ハリソンだし、それから、ウィングス時代のポール・マッカートニーのテイストは随分、いろんな曲に現れていると思う。この曲は、そんな中の一つだろう。

 当時、事務所がレコード会社と共同でやっていたレーベルのアーティスト用に書いた曲だったと思う。

02 スペース小町

 石立鉄男主演のドラマ「天まであがれ!2」の主題歌。『とんでモン・ペ』の主題歌「あロックンロール」を歌ったえりこを中心にしたグループJan Ken Powが歌った。Jan Ken Powも当時事務所がやっていたレーベルのアーティスト。曲やサウンドが新しい感じがするのは、事務所からの要望だったと思う。歌詞の内容も「ELECTRIC HEART」は、電気心臓を店で売っている話だし、スペース小町は宇宙からやってきている。レーベルの色として、未来的な感覚を出したかったようだ。

03 スペースレディー

 「天まであがれ!2」の主題歌で、2曲書いたうちの1曲。これも、捨てがたい。コーラスのところが、それこそビートルズっぽいのだが、ビートルズよりもいい、というのは言い過ぎか。その後、フレーズが終わる時に、コーラスごと下がる手法は、僕のオリジナルだ。

04 天まで逃げろ

 「天まであがれ!2」のエンディングソング。変則的なロックンロールになっている。

05 CARRY LOVE

 ご存知、「CARRY LOVE」。気持ちよさそうに歌っている。

 ゴダイゴのレコードでは、ちょっとしたフレーズも違うし、僕が適当にやっていたフレーズの繋ぎやコードもしっかりと構成し直してある。それでも、今、こうやってデモを聞き直してみると、当時、ミッキーはデモの雰囲気を変えないで、アレンジしてくれたんだな、という印象だ。こういうのが嬉しい。

06 IN LOVE WITH PEOPLE

 覚えていなかったが、「CARRY LOVE」の時も、CMソングだったからだろうか、ちゃんと2曲書いていたのだ。書いたことは忘れていたが、この曲は記憶にあった。きっと、オーケストラのバッキングを意識して書いた曲だと思う。今だったらもっと上手くおけが作れたと思うが、この頃は、こういう風にしかできなかったのだと思う。それでも、雰囲気はよくできている。いい曲だと思う。


07 バラバラ色の宇宙

 さて、この曲は何のために書いたのだろうか。どちらにしても、テーマが宇宙なので、事務所のレーベルプロジェクトのために書いたのは想像できるが、何か、決まった目的があったのか、そうじゃなかったのか、ちょっとわかりにくい。ただ、時期的なことと、コーラスがたくさん使われていることから、えりこを中心にしたグループJan Ken Powのために書いた曲ではないかと思われる。

                      >>>>>全文は、こちら

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