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HOME RECORDING DEMO ARCHIVE SERIES VOL.25
ディスクユニオンにて販売されてきた、タケカワユキヒデのデモテープ音源商品化シリーズ。
第9弾につづき、待望の第10弾からはダウンロード版として商品化。本作では1979年以降に録音された素材より、TV番組、CMソング、他アーティストやゴダイゴのレパートリーとして提供された楽曲のデモ音源を中心に紹介しています。
アルバムダウンロード特典
タケカワユキヒデ最新書きおろしによる秘蔵エピソード満載の全曲解説プレゼント!
(PDFデータとしてダウンロードファイルに同梱。解説は販売ページにあるものと同じものとなります。)
※全曲初登場音源/1983~84年録音作品/一部収録内容やタイトルが変更となる場合があります。
HOME RECORDING DEMO 25 解説
01 失われた伝説-ユメ-を求めて1
「機甲創世記モスピーダ」のオープニングテーマ。マレーシアで地元のロックバンドがカヴァーして人気になっている曲らしい。本番のテレビアニメ用の歌はB.A.R.で何曲も歌ってもらったアンディに歌ってもらった。このデモはまだ、完全には曲が出来上がっていない感じだ。頼りないところが多い。この後の「失われた伝説を求めて2」が、OKバージョンだと思う。頼りないヴァージョンもそれなりに楽しんでもらえると嬉しい。
02 失われた伝説-ユメ-を求めて2
OKバージョン。よくできていると思う。
03 ONLY SILENCE 2
まだ、If you love meのままだが、メロディはONLY SILENCEになっている。
04 SWEET LITTLE TROPICAL GIRL
もともと、ジョニーが書いたLET ME GOという歌詞で、誰かのために書いた曲だったのだが、多分、難しくて歌えないということで、ボツになっていたのを、いい曲だからゴダイゴで使えないだろうか、ということで、ジョニーが歌詞を書き直してSWEET LITTLE TROPICAL GIRLになった記憶がある。Ooh wow wow wowとなっていた歌い出しをSWEET LITTLE TROPICAL GIRLという言葉にしたのは、センスを感じる。
05 OOH WAKA BOOM SHAM
軽くて、めちゃくちゃよくできてる曲だ。なんのために作ったのか覚えていないのだけれど、この特徴のある擬音英語は、ずっと覚えていた。曲の方も、ほぼ完全に覚えていたけれど、本当に、こんなにいい曲を、どうしてそのままにしておいたのだろう。
06 KONA WINDS
ご存知、KONA WINDS。「ウ・タマナハ・ママナヤ」のインチキ・ハワイ語があまりにもハマっていたからだろうか、他の箇所は、あまり上手く歌っていない。そのせいか、今、僕がこのうたを歌う時には、CMを歌ってくれて、このうたの歌詞も新しく書いてくれて、すごくかっこよく歌っている、ハワイの大スター、ヘンリー・カポノのバージョンをコピーして歌っている。
ところで、このデモの最初から最後まで鳴っている、コロコロした音だが、これに、音程があることに気がついてもらえただろうか。この音の主はアンクロンというインドネシアの楽器だ。竹でできた楽器で、低い音のものは大きく、高い音のものは小さい。これを、ハンドベルのように、一人一つか二つ持って、揺らして鳴らす。
この時は、まだ、今のように、デジタルで、楽器の音のサンプリングができる時代ではなかったので、実際に僕が自分で、コードに合わせて自宅で演奏した。
この楽器、実は、僕の奥さんが学生時代に懇意にしていた民族雑貨屋さんから買って、結婚するときに他のものと一緒に持ってきたものだった。
大きなものは80×50×5センチぐらいで、小さいものは20×10×3センチぐらいだが、全部で2オクターブぐらいあって、(確か、黒鍵もあった気がする)全部で20個を超えていたので、いつも置くところに困っていたのを覚えている。
この曲のデモを録った時はどこに置いてあったか覚えていないが、一時期、壁に向かって置いてあるアップライトピアノの上に吊っていた時があった。
インテリアとして、なかなかかっこいいので、気に入っていたのだが、そのせいで一度面白い事件があった。
バイオリニストでアレンジャーの中西俊博さんが、「I BELIEVE IN MUSIC」のアレンジの打ち合わせで自宅に来てくれた時の話だ。
玄関で僕の奥さんと挨拶をして、僕の仕事部屋に案内された中西さんは、すぐに、このアンクロンに気がついてこういった。「この楽器どうしたんですか?」、これがインドネシアの楽器だということを知っていた中西さんが
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