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HOME RECORDING DEMO ARCHIVE SERIES  VOL.27

ディスクユニオンにて販売されてきた、タケカワユキヒデのデモテープ音源商品化シリーズ。

第9弾につづき、待望の第10弾からはダウンロード版として商品化。本作では1979年以降に録音された素材より、TV番組、CMソング、他アーティストやゴダイゴのレパートリーとして提供された楽曲のデモ音源を中心に紹介しています。

アルバムダウンロード特典
タケカワユキヒデ最新書きおろしによる秘蔵エピソード満載の全曲解説プレゼント!

(PDFデータとしてダウンロードファイルに同梱。解説は販売ページにあるものと同じものとなります。)
※全曲初登場音源/19
84年録音作品/一部収録内容やタイトルが変更となる場合があります。

HOME RECORDING DEMO 27 解説

01 GOOD GIRL

 ご存知、泥棒日記のトップの曲。

 この曲から、家で作るデモテープの音質のレベルが上がっている。新しいドラムマシーンを手に入れた時らしい。当時、ドラムマシーンはアメリカ製の、DMXとLINNが有名だったが、両方とも、相当値段が高くてとても買える代物ではなかった。そこに、国産のKORGの製品が手頃な値段で発売になったので、買った覚えがある。

 この曲の時は、この頃に、流行っていたシモンズという電気ドラムの音色を、それまでの音色に加えて使えるようになったと記憶している。そのおかげで張り切って使っている。

 僕の場合、新しい機材とか、新しい音色が手に入ると、とても創作意欲がわく。

 いちいちお金をかけないと、新しい音楽が作れないのか、と怒られそうなのだが、実際そうだから仕方がない。

 もっとも、これは、僕だけの話ではなく、古くはベートーベンがピアノにペダルがついた途端に、ペダルを多用したダイナミックな演奏をして、観客を驚かせたのは有名な話だし、70年代のシンセをはじめとする新しい楽器のおかげで、世界中の音楽が変化したのも記憶に新しい。

 僕としては、最近も新しいものを手に入れ続けているので、実は、新しい曲がいっぱいたまっている。近いうちに発表できると思うので、楽しみにしていて欲しい。

 まあそういうわけで、今も、僕は新しい機械や新しい音色に夢中です。 

02 TAKE A CHANCE

 GOOD GIRLと同じ日にデモテープを作っていたとは、覚えていなかった。ハードな曲が多い泥棒日記の中では軽いので、後の方に書いたのかなと思っていたが、そうではなかったようだ。

03 HELPLESSLY IN LOVE WITH YOU(日本語) 

 例の「縫うほどにロマンス」。CM用だからだと思うが、非常に短い。

 ところで、歌があまり上手くない。

 英語で書いた曲を日本語で歌おうとすると、言葉の載せ方を気にするあまり、音程が悪くなることがよくあるのだが。この時もそうだったようだ。

04 SEALS THE MOMENT(日本語) 

 これが例のフジカラーのCM用デモ。「縫うほどにロマンス」と同じ日に歌っているのに、比べると、声の伸びも、ハリも最高で、すごく上手く歌っている。この日本語バージョンが難しかったので練習した成果だろう。

05 YOU

 これが泥棒日記3曲目のYOUのデモ。 なんだかとってもよくできている。ある意味、僕のデモの完成形といってもいいかもしれない。

 まだ、全部の楽器をコンピューターで演奏できたわけではないし、僕が弾いてるギターの演奏もうまくオケに溶け込ませることはできていないので、少し荒っぽく聞こえるけれど、イメージも、コンセプトも、かっこよさも、今の時代に持ってきても遜色ないと思う。

06 LOVE YOU TONIGHT

 ハードな曲を作ろうとしているのに、歌い方がなんとも若くて可愛らしいのが微笑ましい。半ば、出鱈目と思えるソロが、アルバムではラウドネスの高崎くんのあのかっこ良いソロになったのかと思うと、味わいが深い。エン

                      >>>>>全文は、こちら

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